印星 · あなたを生む五行
印綬とは四柱推命の通変星:意味・性格・柱ごとの見方・運勢
2026年10月15日更新
印綬(いんじゅ)は、日干を生む五行で、陰陽が反対の天干に当たる通変星で、中国では「正印」と呼ばれます。最もやさしい形の支えを表します。思いやり、教育、庇護、そして知識を大切にし、人に返していく、辛抱強く寛大な一面です。
あなたの印綬を調べる
生年月日を入れると、日干と、印綬に当たる天干がわかります。
あなたの印綬はどの天干?
印綬がどの天干になるかは日干で決まります。左の列で自分の日干を探すと、印綬に当たる天干、その根になる地支、次に巡ってくる年がわかります。
- あなたの日干甲きのえ・陽の木印綬の天干癸みずのと根になる地支子丑辰次の年2033癸丑
- あなたの日干乙きのと・陰の木印綬の天干壬みずのえ根になる地支亥申次の年2032壬子
- あなたの日干丙ひのえ・陽の火印綬の天干乙きのと根になる地支卯辰未次の年2035乙卯
- あなたの日干丁ひのと・陰の火印綬の天干甲きのえ根になる地支寅亥次の年2034甲寅
- あなたの日干戊つちのえ・陽の土印綬の天干丁ひのと根になる地支午未戌次の年2027丁未
- あなたの日干己つちのと・陰の土印綬の天干丙ひのえ根になる地支巳寅次の年2036丙辰
- あなたの日干かのえ・陽の金印綬の天干己つちのと根になる地支丑未午次の年2029己酉
- あなたの日干かのと・陰の金印綬の天干戊つちのえ根になる地支辰戌寅巳申次の年2028戊申
- あなたの日干壬みずのえ・陽の水印綬の天干かのと根になる地支丑戌次の年2031辛亥
- あなたの日干癸みずのと・陰の水印綬の天干かのえ根になる地支巳次の年2030庚戌
四柱推命の1年は立春(2月4日ごろ)から始まります。
命式全体の通変星を見たいときは通変星の自動計算で生年月日と時刻を入れると、各柱の通変星・蔵干・割合・格局が一度にわかります。通変星を自動計算印綬が年柱・月柱・日柱・時柱にあるとき
命式の柱を選ぶと、印綬がそこにある場合の意味が表示されます。月柱(月支)が最も強く働きます。
年柱 · 印綬
およそ1〜16歳先祖・親・子ども時代の家庭
年柱に印綬があると、教育熱心な家に生まれ、母親や祖父母にかわいがられて学びの環境にも恵まれます。
月柱 · 印綬
およそ17〜32歳親・きょうだい・仕事環境・社会
月柱の印綬は、教育・学術・文化・医療・公職など経歴や資格がものを言う仕事に向き、上司や目上の引き立てを受けやすいことを示します。官星が印を生むことを喜び、財星に壊されることを嫌います。
日柱 · 印綬
およそ33〜48歳日干は自分、日支は配偶者の宮
日支に印綬があると、パートナーは穏やかで家族のように支えてくれる人。本人も心の豊かさと安心感を大切にします。
時柱 · 印綬
およそ49歳以降子ども・目下・晩年
時柱の印綬は、晩年に福があり、子どもや後輩に大切にされることを示します。晩年も学び続け、尊敬を集めるでしょう。
印綬と仕事・お金・恋愛・家族
仕事
印綬は教育、研究、執筆、医療、法律、文化など、資格と信頼で成り立つ仕事に向きます。学びと人柄を評価してくれる組織の中でよく伸びます。
金運
お金の星ではありません。財は資格、評判、人の支えを通じて入ってきます。むしろ強い財星は印星を損なうので、仕事と学びのバランスを大切に。
恋愛
穏やかで献身的、面倒見がよく、ときに親のように接します。たくさん与える人なので、対等に受け取ることも覚えるとよいでしょう。
家族と人間関係
伝統的には母親を表し、広くは先生、師、守ってくれる人、後ろ盾になってくれる人を表します。
男性の印綬・女性の印綬
男性
男性の印綬は母親や師、学歴と名声の星です。喜神なら学業が順調で、目上に引き立てられます。財に壊されると、お金のために学びを諦めたり、母と妻の板挟みになったりしやすいので注意。
女性
女性の印綬は母親や師、そして福分と教養の星です。印綬が強い女性は穏やかで内面が豊か、家庭を大切にします。多すぎると依存心が強くなるので、もう少し行動を。
印綬が助けになるとき、妨げになるとき
助けになるとき
弱い日干を支える代表的な星で、偏官(殺印相生)も傷官(傷官配印)もなだめ、プレッシャーや反骨心を資格と洗練へ変えます。
妨げになるとき
多すぎると強い日干を甘やかし、依存、受け身、怠けにつながります。古典は過剰な印星を「愛しすぎる母」にたとえます。
印綬が忌神のときの対処法
印綬が忌神なら、財星で現実に向き合い、具体的な目標と責任を持ちましょう。食傷で学んだことを教え、形にすること。待つより動くことが鍵です。
印綬が多いとき・ないとき
印綬が多い
印綬が多すぎると日干が強くなりすぎ、依存的・受け身になり行動力が落ちます。古典では「愛しすぎる母」にたとえられ、考えるばかりで動けないことも。財星で現実に向き合うか、食傷で学びを表現しましょう。
印綬がない
命式に印綬(偏印も)がないと、目上や師の助けが少なく、学びは独学になりがち。日干が弱いと安心感を得にくいことも。印星の大運・年運は学び直しや試験、良い師との出会いのチャンスです。
印綬とほかの9つの通変星
通変星は組み合わせで読みます。印綬がほかの星と出会ったときの生剋と、古典に出てくる組み合わせです。
- 比肩印綬が比肩を生む印が比劫を生む:学びと目上の助けが自信になる。
- 劫財印綬が劫財を生む印が比劫を生む:学びと目上の助けが自信になる。
- 食神印綬が食神を剋す印が食傷を剋す:学びと規律が表現を引き締める。
- 傷官印綬が傷官を剋す傷官配印:印綬が傷官を収める形。才気が学びで磨かれ、認められる専門家に。
- 偏財偏財が印綬を剋す財星壊印:財星が印星を剋す形。お金のために学びや名誉を損ない、古典では「貪財壊印」と呼ばれます。
- 正財正財が印綬を剋す財星壊印:財星が印星を剋す形。お金のために学びや名誉を損ない、古典では「貪財壊印」と呼ばれます。
- 偏官偏官が印綬を生む殺印相生:偏官が印を生み、印が日干を生む形。プレッシャーを学識と権威に変えます。
- 正官正官が印綬を生む官印相生:正官が印綬を生み、印が日干を生む形。学識と信用で着実に出世します。
- 偏印同類印綬と偏印が並ぶと支えは多いものの、考えも多く迷いやすくなります。
印綬格とは
印綬格(正印格)は、月支の本気が印綬に当たるときに成立します。古典の「四吉神」の格のひとつで、学び、庇護、名声の格。正官が印を生み、財星が印を壊さないときに最も良いとされます。
印綬格の解説古典では
傷官配印
「傷官、印を配す」。荒削りな才能が学びによって磨かれる形です。古典では、学者、芸術家、専門家に多い、評価される才気と読みます。
印綬の年・大運
印綬の年は、勉強、資格取得、師からの助け、不動産、休養と回復に向いた年です。学び、支えを受け入れ、土台を固めるのに良い年です。
印綬のよくある質問
参考にした古典
このページの定義と組み合わせは、次の子平命理の古典をもとに、わかりやすい言葉で書き直しています。
- 01《淵海子平》宋代・徐升編。日干を中心に通変星と六親を体系的に論じた最初期の書。
- 02《子平真詮》清代・沈孝瞻著。月支から格局を取り、通変星の順用・逆用を論じる。
- 03《三命通会》明代・万民英編。通変星・格局・神殺を集大成した書。
- 04《滴天髓》天干の性質と五行の気勢を論じる。任鉄樵の注釈本が広く読まれる。